
Edmondo de Amicis (1846-1908)
<Au Bureau オフィスでは>適切なふるまいとは・・・
丁寧かつ慎み深く;挨拶と別れを告げる、オフィスにはいる前にノックする。社内のゴシップに関わらない。勤務時間を守る。明らかに行きたくない人との会食を強要しない。電話、インターネットを私用で使用しない。立場の低い人に敬意を払う。同僚の悪口は言わない。上司、マネージャーは部下に感謝の意を表す。部下の退社時間を確保しワークバランスに配慮する。
<Galanterie 騎士道精神>
騎士道精神には女性に対し数えきれない程、礼儀正しく女性を守る為の行為があります。道、階段で女性が通れるよう脇による。ドアでは通行券を譲るがレストランに入るときは女性を先にする、女性が座るときは椅子をひく。コートを着るのを手伝う。女性が転んだ時に守るために先に階段を下りる。上がりの時も同様に女性が不自然な姿勢にならないようにする。車で自分が乗り込む前に女性のドアをあけ優しく閉める。女性が落としたものがあれば拾う。スーツケースなどに荷物を運ぶ。女性を家まで送った後、建物に入るまで待つ。。など小さな心遣いが大きな違いを生みます。
<着こなし芸術> 服装で人は決まるものではない、という古い格言があります。しかし実際には服装は私達が与える第一印象に影響を与えます。きちんとしている、カジュアル、控えめ、洗練されている、、など服装は非常に重要です。着こなしの芸術とは着こなしやすさと常にその場に相応しい装いであること。全体的に調和しよくマッチしている必要があります。*** 招待状における<ビジネスウエア>とはエレガントでありながらドレッシーであり丈の短い服装を指します。女性はスーツまたはショートドレス、男性はダークスーツなどです。<ブラックタイ>とは男性はタキシード、女性はイブニングドレス。ドレスの丈はロング丈。<イブニングウェア>とは男性はスーツ、女性はロングドレス。靴は完ぺきに磨き上げ、できれば手袋、ハンドバック、ベルトと合わせてください。帽子は日常的に着用されなくなり特別な機会、またはエレガントな公の場でのみ着用されるようになりました。帽子はフォーマルな服装と合わせて着用するべきでありランチやカクテルパーティでは着用できますがディナーでは外さなければなりません。アクセサリーはエレガンスを決定づけるものであるため重要です。***絶対に避けるもの;黒のスーツに白の靴下

<オペラ、劇場、映画館>時間厳守は王の礼儀作法と言われており、公演を観劇する際も同様です(演者への敬意)コートは事前に脱ぎ後ろの観客の視界を遮らない。友人同士での会話、咳、キャンディーの包み紙の擦れる音など迷惑になります。携帯電話は電源を切る。
●<レストランにて> プロトコルレッスンにてお話しします。
<路上で>路上でのエチケットのルールは他の場所と同様に他者への敬意と隣人同士の助け合いに基づいています。ちょっとした心遣いで生活をより快適にしてくれます。例えば、目の不自由な方が道路を渡るときに手伝う、高齢者がバスに乗るのを手伝ったり妊婦さん、子連れの方の為にドアをあけたり。。友人と会う際に歩道全体をふさがないようにする。明らかに急いでいる歩行者が通れるように脇による、など。
<公共の場と公共交通機関で>公共の場で複数の人が関わる日常でのやり取りを円滑に進めるにはマナーは重要な鍵となります。高齢者、妊婦、小さなお子様連れの方、障害者の方、運動能力が低下している方に順番を譲るタイミングを知ることが重要。エスカレーターに乗る際は急いでいる人の為にスペースを空け左側を占領しない。公共交通機関;座席に足をのせたり寝そべらない。バスなどでは出入口の前に立たない。高齢者、妊婦、小さなお子様連れの方に席を譲ってください。
<電話と携帯電話>電話は8回以上鳴らさないように注意しましょう(田舎では家が広いのでもう少し鳴らす必要があります)またプライベートな時間も尊重する必要があります。午前9時前、または9時以降に電話をかけるべきではありません。食事の時間帯は避けるべきです。相手の邪魔にならない、話すのに適切な時間である事を確認する必要があります。途中で切れてしまうようなメッセージを延々と残すべきではありません。配慮の欠如と一種の自己顕示欲から生じる不快な行動;お店で支払いをしながら電話で会話を続ける、レストランで電話が鳴るのを待つためにテーブルの上に置き、ダイニングルーム全体に会話を聞かせてしまうという行儀の悪い行為。

<Fleurir la vie>人生を豊かにする花は私たちの人生の様々な出来事に寄り添います。花は部屋の雰囲気を変える力を持っています。花を贈る理由は何であっても構いませんが誰にでも無造作に送ってはいけません***花を贈るには?***届ける花には必ず名詞か送り主が書き写し、フローリストが書いた短いメモを添えてください。花は女性か(あるいは高齢の男性)に贈ってください。切り花は常に奇数本贈ってください。若い女性には淡い色の花、赤いバラを花束に使うのは愛の告白です。***どのような場合に花を贈るべきでしょうか***ちょっとした心遣い、あるいは特別な心遣いに対して感謝の気持ちを表す場合。花はイベントの前か後に名刺を添えて贈ります。親しい友人との夕食会に持参します。病院側が許可しているならば入院中の友人や新米ママへ香りの薄い花を選ぶ。葬儀には遺族の方が(花や花輪はご遠慮ください)と明確に指定していない限り花は個人の自宅か葬儀会場にカードとともに届けられます。不適切な発言を謝罪するためには花を自宅、または手渡しで贈ることができます。愛を告白するならいつでもどんな時でも手渡しでも歓迎されます。婚約式では婚約者は白い花束を婚約者の自宅に届けてもらいゲストも淡い色の花を贈りましょう。結婚式では新郎が花嫁に贈るのが伝統です。
<言語の芸術> L’art du Langage 言語は素晴らしい道具であり、多様なニュアンスを表現すると同時に非常に高い透明性も備えています。言語の媒体である声は魅力や俗悪さをも表す手段でもあります。人はある声に惚れ込み、別の声を嫌悪することもあります。言語そのものが心のあり方を露わにし、話し手の社会的、文化的、そして時には地域的な背景をも露わにするものです。タイミングの悪い連絡はその話し手の嘲笑の的となり、たった一言は社交界の邁進者を振り出しに戻してしまうことがあり、ちょっとした失言は人との出会いを閉ざしてしまうこともあります。 話し言葉や口語にはよりフォーマルな言語にはない、ある種の自由が認められています。同様に10代の若者が使うスラングや流行りの表現も年配の人が使うと不快なものになります。重要なのは相手との関係性の中で、メッセージが明確に伝わるように自分の立ち位置を決めることです。当然のことながら政府の大臣にスラングで話したり幼稚園児に学術用語を使ったりしません。
*言語のルール* 最も重要なのは文法的な間違いを避けることです。はっきりと明瞭に話すようにしましょう。これは自分の考えを明確にするのにも役立ちます。強い意見があるからといってある話題に夢中になってはいけません。情熱は控えた方がいいでしょう。 話を遮らないようにしましょう。自分の事よりも相手のことを話しましょう。安易な噂話には注意しましょう。見知らぬ人とはデリケートな話題(政治、宗教、お金など)をさけましょう。
<形式について> De la forme 上司、年長者、非常に地位の高い方、あるいは機密事項や個人的内容の手書きを送る場合は手書きの手紙が望ましいです。手書きの手紙には活字にはない魅力があります。ただし、挨拶文と結びの言葉をインク(黒、青、またはセピア色)で書くか、最後に手書きの言葉を少し加える場合はタイプライターで書いた手紙も受けいられるようになっています。いずれにしても手書きの文字が判読しにくく、自分でも読みづらい場合はタイプライターで書いた手紙を選びましょう。そうすれば、相手が誰であろうと、あなたの書いた文字を判読する不快感や苦労から解放されます。 *黒、または青のインクが標準ですが、洗練された遊び心のあるセンスをお持ちであれば、他の色を使っても構いません。カラー印刷の招待状は封筒も同じ色のインクで書くと統一感と洗練された印象を与え、よりエレガントな印象を与えます。ただし明るすぎる色は避けてください。
<レイアウトについて> フランス文の場合; De la presentation 日付は右上隅、上端から5~6センチの位置に記入します。 挨拶文は左端から7~8センチ、ページの上の3分の1程度の位置に記入します。挨拶文をページの下の方に配置するほど受取人の敬意が示されます。ただし適切な比率に抑え、ページの中央を超えないようにしてください。 本文はページの中央から始まり、各段落と同様に挨拶文と揃えます。以降の行に約5センチの余白を設けます。右余白は左余白よりも狭く、2~3センチを超えないようにしてください(フランス文の場合) 署名は最終ページの下半分の右側に記入します。受取人が差出人を特定しにくい場合は署名の下に受取人の名前を大文字で記入しても構いません。 日付は省略せず都市名または地名をその前につけるのが慣例です。 書簡では宛名と敬称は常に大文字で表記するのが適切です。
<封筒について> De l’enveloppe 封筒は受け取る人への敬意として用紙に合わせた色で裏地をつけてください。封筒には2つのサイズがあります。ビジネスレターには細長い封筒(ビジネス用、またはアメリカンスタイル)が推奨され、個人的な手紙にはより四角い封筒が好まれます。前者の場合は用紙を縦に3つ折り、後者の場合は用紙を縦に2つ折りにして4つ折りにします。手紙は折り目を下にして封筒に入れます。そうすることで受取人が封筒を開ける際に破ってしまうのを防ぐことができます。封筒は受取人が初めて触れる郵便物なので丁寧に記入し、受取人に追加料金を請求されないよう十分な切手を貼ってください。 手紙を他の人に託す場合直接または郵便局で渡す場合)信頼の証として封筒は開封せずに渡してください。託された人は相互の信頼の証として手紙を託した人の前で封をしなければなりません。
<綴り> De l’orthographe ; フランス語での綴りについて まず第一に、基本的なルールは受取人の名前と敬称の正しい綴りを細心の注意を払って書く。正しい綴りは礼儀作法の不可欠な要素であり、だからこそ校正が重要なのです。消しゴムで消したり、汚れを落としたり、その他の訂正は認められません。消しゴムで消した場合は手紙で書きなおさなければなりません。

