フランスでは年齢や立場にふさわしい立ち居振る舞いや美しさが良いとされています。
日常生活やビジネス、国際社会で役立つプロトコルマナーを身につけましょう!

<テーブルセッティング 歴史と概要> Dresser la Table Historique テーブルセッティングという表現は中世まで遡ります。当時はダイニングルームは存在せず昼食や夕食をとりたい場所には架台の上に板が置かれていました。18世紀後半になって初めて貴族や裕福なブルジョワジーの家にダイニングルームが登場しました。1950年代にはダイニングルームは再び姿を消し、広さの異なるダイニングエリアが出現しました。今日ではダイニングエリアのあるアングロサクソン様式のリビングルームから設備の整ったキッチン、独立した部屋として存在するダイニングルームまであるゆるものが整えられています。ダイニングテーブルはどこに置かれるにせよ集いの中心であり大切に扱うべきです。ダイニングテーブルは夕食の雰囲気を決定づけその夜の雰囲気を演出します。 まず、テーブルセッティングをする前に部屋が清潔である事。テーブルを最終的な位置に置き周囲に十分なスペースがある事を確認しサイドボードと椅子を配置します。テーブルに最高の装いを添えた後にトラブルが起こらないようにする為。ゲストが到着する前にテーブルセッティングを済ませておく。ホステスが慌ただしく動き回り到着したばかりのゲストを放っておくのは不快な事。 *テーブルクロス* テーブルクロスはテーブルの‘‘ドレス‘‘です。ショッピングとオペラ鑑賞で同じドレスを着ないのと同じようにどんなゲストにも同じテーブルクロスを使わないよう使い分けた方がいいでしょう。 白いテーブルクロスは最もエレガントで洗練されたもの。特に刺繍やダマスク織が施されているとより一層魅力的です。ワインの色を損なわずフォーマルなディナーには欠かせません。しかし、どんなスタイルでパーティーを演出したいかによって色付きの柄物やテーブルクロスを敷けばとても素敵なテーブルセッティングができます。 失敗を避けるための黄金律は全体の統一感です。(白いダマスク織のテーブルクロスの上にアルザスの陶器を置いたりしません) テーブルクロスの上に保護パッチを置き両側のドレープが均一になるよう調整しましょう。 *丸いテーブルクロスは折り目をつけずに敷きます。長方形のテーブルクロスは縦と横の両方の折り目が平行になるように敷いて構いませんが、中央の折り目と横の折り目は折り目をつけないでください。正方形のテーブルクロスは丸いテーブルに折り目をつけずに敷くことができます。その場合、四隅は床から等距離になりテーブルの脚(4本脚の場合)を覆うようにしてください。 *ナプキンは布製でテーブルクロスの色とマッチしたものを選びましょう。ちょっとした遊び心を加えたい場合はセンスが損なわれない限り、色を変えても構いません。 人々がナプキンを膝の上に置くようになったのは18世紀にはいってからの事です。それ以前はナプキンは首に巻かれていました。(これは今日では非常に安っぽく感じられます)洗濯やアイロンがけの手間を省くためナプキンは小型化しています。昔のナプキンは小さなテーブルクロスほどの大きさで現代のライフスタイルには合わないかもしれませんが膝の上で重みを感じるのも心地いい事でしょう。 夕食では伝統的にスープは夕食前に出されていたため、ナプキンは皿の左側に置かれます。しかし昼食ではナプキンは皿の上に置かれます。パンをその下に挟むこともできます。ナプキンの折り方はいくつかありますが広げ方は縦方向のみで横方向には広げません。夕食の終わりに、ゲストはナプキンをテーブルに置きますが決して折り畳みません。折りたたむと次の食事まで残るつもりだと印象を与えてしまうからです。
<食器> 多くの新婚夫婦は結婚祝いのギフトリストに美しいディナーセット、がありました。陶器製のものもありますが多くの場合は磁器製です。割れたり堅苦しく見えたりするのを恐れて食器棚にしまっておくことが多いのです。。 フォーマルなディナーやエレガントなディナー、そしてもしそれが美しいディナーでない限り普段使いの食器を使うのは全く問題ありません。幸運にも美しいものを手に入れたならそれを楽しみ、分かち合うのは素晴らしいことです。いずれにせよ最も重要なのは様々な要素の調和を保つことです。ゲスト、メニュー、テーブルクロス、装飾など全てディナーセットと調和していなければなりません。シルバーウエアやクリスタルは上質な食器と組み合わせバターヌードルやアルコパルのグラスはキッチン用として用意しておくのは当然のことでしょう。 伝統的なディナーサービスには一般的に3種類の皿が含まれます。スープ皿、前菜とメインコース用のディナープレート、そしてチーズやデザート用の小皿です。メインプレートの下に幅広のプレゼンテーションプレートを置くこともできます。これらはテーブルを美しく飾りますがスペースを多く占める欠点があります。 ディナープレートの上に事前に置けるのはスープ皿のみです。チーズとデザートの皿はサービングカートに載せます。フォーマルなディナーではコースごとに皿を交換しますがコースの途中ではチーズやデザート、あるいはその両方、そして場合によっては前菜の後にも交換します。繰り返しますが、これは全て適切な判断で決めます。次の料理の味を台無しにするような料理を出す場合には皿を交換する必要があります。 皿はテーブルの周りに等間隔で並べます。皿同士の間隔は最低60センチ、端から1~2センチ離す必要がありす。テーブルの脚の向かいには置かないようにすること。

<カトラリー> ルイ14世は17世紀まで共同使用されていたフォークとスプーンを宮廷で個別に使うことを初めて普及させました。それ以降、カトラリーは進化と多様化を続け、今日私たちが知る様々な形へ変化しました。 基本的にはカトラリーにはテーブルナイフ、テーブルフォーク、スープスプーン、チーズナイフ、デザートフォーク、アントルメスプーン、モカスプーンなどがあります。つまり各種類のカトラリーにはそれぞれ大小様々なサイズがあり、さらにサービングスプーンも存在します。また、フィッシュフォーク、オイスターフォーク、メロンフォーク、スネイルフォーク、ロブスターフォーク、フィッシュナイフ、スプレッダー、シュガートングなど用途が限定されたカトラリーセットは数多く存在し今日ではフルセットで見つかることは非常に稀です。もちろん、同等のサービングツールも例外ではありません。 カトラリーはステンレス銅、銀メッキ、銀、あるいは稀に、より洗練されたヴェルメイュ製のものがあります。純銀ははるかに安価な銀メッキにとって代わりつつあります。祖母がつかっていたカトラリーセットは頻繁に分割され現代の若い女性の嫁入り道具を賄うにはもはや十分ではないからです。 *カトラリーは使用する順番に外側から内側へ、お皿の両側に置きます。テーブルには一度に3種類以上のカトラリーを置くべきではありません。いずれにせよ非常にフォーマルなディナーを除いてそれ以上の種類を使うことはほとんどありません。フォークはお皿の左側に歯を下にして置きます(イギリスは上向き)ナイフはお皿の右側に刃を下にして置きます(イギリスは外向き) スープスプーンはナイフの右側に、ボウルを下にして置きます(イギリスは上向き) チーズナイフとデザートナイフはテーブルに運ばれ使用する直前に皿の上に置かれます。 ホステスの中には食事の初めにカトラリーをグラスと皿の間に置く英国式を好む人もいます。その場合はデザートスプーンは柄を左に、デザートスプーンはボウルを下に向けて柄を右に置きます。チーズナイフは最初に使うのでグラスに一番近い位置に置きます。ナイフレストはホステスがコース間でカトラリーを交換するつもりがない事を示すため親密なディナーのみに適しています。サービングツールはホステスの目の前または近くのサイドボードの上に置かれます。 *フランスでは紋章やモノグラムなどの彫刻はカトラリーの外側に施される為、先端または窪みが下向きに配置されています。一方、イギリスでは内側(先端と窪みが上向き)に彫刻されています。カトラリーは輝きを取り戻し指紋を取り除くためにテーブルに置く前に拭いてください。
<グラス> テーブルセッティングの優雅さはグラスの数で決まるといっても過言ではありません。数も重要ですが何よりも品質が重要です。品質のいいグラスはワインの色を引き立て、その繊細な味わいを堪能させてくれるからです。比類なき繊細さ、輝き、そして透明度を誇るクリスタルはワインに凡庸さを許しません。たとえ親しい友人とのディナーであってもグラスは必ず2つ(水用、ワイン用)以上は用意しましょう。よりフォーマルなディナーでプロトコル(エチケット)を守りたい場合は左から右へサイズの大きい順に4つまでグラスを並べるといいでしょう。 まず、シャンパンフルートをテーブルの中央に少し寄せて置きます。水用グラス、赤ワイングラス、白ワイングラス; グラスはわずかな指紋や汚れがないか確認。柔らかい布で拭きます。色付きのクリスタルグラス(通常はボヘミアングラス)は美しいのですがワインの色を歪ませてしまうため避けた方がいいでしょう。
<アクセサリー> テーブルセッテイングを完成させるにはディナーを成功させるために必要なアイテムをいくつか検討する必要があります。 男性達が自分と隣の人にワインを注げるよう十分な数の水差しが置かれます。ワインボトルまたは水差しは主人の前に置きます。主人はワインに手が届きやすく立ち上がって常に右側からワインを注ぎます。テーブルが広い場合は複数のボトルが置かれることもあります。また、主人の友人に自分の側でワインを注いでもらうこともできます。ボトルはコースターの上に置くこともできます。よりフォーマルなテーブルセッティングではテーブルクロスを再利用することを暗示するような事は避けるべきです。塩、胡椒入れ、パンバスケット、フィンガーボウル、メニューホルダーは事前にテーブルに置いても構いませんがデザートの前に片付けてください。
<デコレーション> テーブルセッティングの最後、そして決して忘れてはならない要素であるデコレーションはホスト、ホステスの個性を反映する最後の仕上げです。あらゆる細部が重要でありディナーの雰囲気を高めます。この点に関しては良識と個人の想像力以外にルールはありません。 照明は装飾の一部であり、慎重に検討する必要があります。キャンドルライト、直接の照明か、それとも柔らかな照明でしょうか。。夜にはキャンドルを灯すのがお勧めです。テーブルに優雅さを添え、心地いい雰囲気を演出できます。シルバーやクリスタルのキャンドルスタンドやシャンデリア、あるいはキャンドルホルダーなど。キャンドルの色はテーブルクロスやインテリアと調和するように選びましょう。
花はルイ14世の治世以来、テーブルを飾る為によく使われてきました。そしてその可能性は無限大です。テーブルの中央にプランターやアンティークのセンターピースを置いて飾ったり、小さな花束をテーブルの端に飾ったり季節の観葉植物を直接テーブルに置いたりすることもできます。花を選ぶ際には香りが強すぎない事、色が食器やテーブルクロスと調和していること。花束の場合はゲスト同士の視界を遮らないように注意しましょう。 花には花言葉があり特に二人きりのロマンチックなディナーには花を通してメッセージを伝えることができます。
小さなクリスタルの置物、貴重なアクセサリー、珍しいアクセサリーなどあらゆるものがテーブルを鮮やかに彩り装飾を完成させます。
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●印のテーマはプロトコルレッスンでお話します。
●<ゲストの選び方>
●<A quelle heure arriver? 何時に到着すればいいですか?>
●<Les Presentation 紹介> ●<握手>
●<L’accueil des invites ゲストの歓迎>
●<Passer a Table テーブルに着席>
●<Qu’apporter? 何を持っていく?> ディナーに招待されたら何を持っていくべきでしょう?

<L’aperitif アペリティフ> アペリティフはラテン語のaper(i)tivus に由来し;開く;を意味するaperireに由来し、夕食前に食欲をそそる飲み物です。ブルジョア階級が起源だと主張する人もいれば中世にハーブやスパイスで風味付けしたワインを食前に楽しんでいた時代にまで遡ると主張する人もいます。また、ローマ人がすでにミツバチで甘くしたワインを飲んでいたという説もあります。真相はともかく、アペリティフは今や社交や家庭生活に欠かせないものとなっており、アペリティフを出さずにディナーパーティーを主催することは考えられません。 *用意しておくとよい食前酒のリスト*
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